素直な身体(福島 鍼灸 i-med)
つい先日のことです。
朝起きてくると、リビングで息子(7歳)が半べそをかいてました。
私:『どうした?』
息子:『ほっぺが痛いの・・・(半泣)』
よく見ると、確かに右の頬がすこし腫れていました。
「おたふくかぜ」か「むし歯」を疑いましたが、発熱や虫歯の形跡もありませんでした。
*ちなみに「おたふくかぜ」は経験済みです。
原因が分からないので病院に連れて行くことにしましたが、本人は痛みでしゅんとしてます。
私:『よし!とうちゃんが、ほっぺが痛くならないおまじないをかけてあげる!』
あまりに痛そうだったので、私はとっさに家にあった粒鍼(りゅうしん:チタン製の小さい玉がついてあるシールで、「ツボ」を持続的に刺激します)を2枚取って、手にある「合谷(ごうこく)」というツボに貼りました。
この「合谷(ごうこく)」は手の甲側にあって、親指と人さし指の間に取る「ツボ(経穴:けいけつ)」で、眼精疲労や肩こりなどによく効くツボとして有名ですが、頬の筋肉を緩めたり、その周辺の痛みを緩和することも出来ます。
息子:『・・・治る?』
私:『わからない。でも、痛みは少し和らぐヨ!』
その10分後・・・。
先ほどよりも表情が良くなり、普段のように遊んでいるので、
私:『どう?痛くない?』
息子:『ん?・・・そう言えば、痛くないかも!とうちゃん、すっごーい!!』
今更ながら東洋医学の素晴らしさを体感するのと同時に、子供の素直な身体と回復力に驚かされました。