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レビー小体型認知症 VR体験【介護福祉学科2年生】

みなさん、こんにちは!

 

特別授業の投稿が続いていますが、新型コロナウイルスの影響で出来なかった授業があったのはもちろんですが、実は2年生は明日から約1カ月の介護実習に行ってきます。

なので、実習前に沢山の知識や視点を持って行って欲しいという親心にも似た先生の思いがあったのです。

 

今回紹介するのは「レビー小体型認知症 VR体験」です!

 

 

今回、全国展開する介護事業所の福島県の担当の方から本校の学生のためにと足を運んでくださりました。

認知症というとアルツハイマー型認知症がよく出てくるのですが、実は脳血管性認知症と並んで多い認知症なんです。内容もレビー小体型認知症の方の主な症状に視点を当てて作られた映像になっておりました。
では、主な症状って…?

例えば、「幻視」です。見間違いは誰にでもあることかと思いますが、レビー小体型認知症の方は実際にないものが見えるだけでなく、家具などが人や動物が見えたり、虫が見えたりとしてしまうことがあるのです。
もちろん、いつも見えているわけではないのですが、日々の生活の中で、症状の現れるときとそうでないときがあるのです。

 

他にも様々な症状がありますが、その世界観をVR機器を使って体験します。

VRゴーグル、ヘッドフォンを装着!

感染症予防でマスクもだと暑そうですね 😳

 

この体験では教科書の文字を読んだだけでは理解できない世界があるかと思います。

 

実はこのソフトに使われている動画は実際にレビー小体型認知症の方が関わって制作したそうです。

その方のインタビューの動画も併せて見ました。

そこでその方が言うには…

『「実際にはない」と言われても、私には見えるのだから最初から否定しないでほしい。否定されると余計に混乱したり、自分自身が否定されている気分になる。』と…

なんだか、当事者の声って凄くないですか⁉

 

協力企業の方も実際の介護現場で働いていた方なので、生徒の皆さんに「相手の話を否定せずに受け入れる姿勢が大切なんです。否定することで相手が混乱したり、症状が悪くなってしまうこともあるんです。」と伝えていました。

 

 

これから介護現場を担う皆さんにとって、有意義な時間になることでしょう。

 

 

 

介護福祉学科2年生のみなさん、実習頑張ってきてください!

 

そして、ご協力いただいた、企業さんお世話になりました!