口内炎を考える(福島 鍼灸師 i-med)
恥ずかしながら、口内炎が出来てしまいました。
皆さんは出来たことがありますか、口内炎?
結構痛くて食事のたび・歯磨きのたびに、その存在を強烈にアピールしてきます。
現代医学的に口内炎とは主に『アフタ性口内炎』という、中央が白っぽくなって周りが赤くなるものをさします。
原因はうっかり頬を噛んでしまった傷から発生するものから、ビタミンB不足、過度なストレスなど多種多様です。
ま、おとなしくしていれば約1週間ほどで完治します。
ちなみに東洋医学では、胃に熱が溜まる(『胃熱』と言います)と起こる症状として口内炎を捉えます。
胃熱が溜まるとは、?熱性の食べ物の摂取過剰・?肝火(ストレス)が原因となりなり、胃が荒れる状況を言います。
?の熱性の食べ物とは、例えばニンニクやネギ、ショウガと言ったニオイのきつい野菜や、コショウやトウガラシのような香辛料など、そしてこの時期おいしいアルコール類です!
と言いますか、このような食べ物を食べれば口内炎に触れて、大変な目に合うので当たり前と言えば当たり前ですが・・・。
*?の肝火(ストレス)は、ストレスが多くなると『肝気』が炎上して、『胃』をイジメるようになって起こります。
現代医学でも東洋医学でも胃は消化の玄関口で、ここでキチンと消化できないと、その後の消化吸収に悪影響が出ます。
つまり、いくら無理して食べたとしても栄養とならず、夏バテが進行する結果となるのです。むしろ、無理矢理たべれば、また『胃熱』を産むという悪循環に陥ります。
口内炎は私たちに、暴飲暴食を控えてしっかり休養してほしい!、ストレスが溜まってるヨ!と知らせている身体からのサインなのです。
こう言った身体からのサインに素直に耳を傾けて普段から節制することが、『健康管理』=『養生』の要点なのかもしれません。
私もしばらく、ビールとキムチを控えたいと思います・・・。
うぅ・・・、ストレスが溜まる?!